2006-07-30 奥州王 小説 武士の棟梁と言われる「源氏」。その源氏の基礎をきずいたは頼義、義家親子が登場する前九年・後三年の役。 この本はその前九年の役を安倍氏側から書いています。 しかし、文章中に作者の感想や意見等が入ってきているのでいまいち小説としては楽しめませんでした。裏の陰陽師や、当時の安倍氏の風俗や社会状況等が描かれていて面白いのですが、そこだけが残念でした。最近、蝦夷文化に関していろいろ見直しが始まっているのでそういった面に興味が有る方には楽しめると思います。奥州王。―日本最強の異人種、安倍一族の戦い。作者: 高橋一起出版社/メーカー: 新風舎発売日: 2005/09メディア: 単行本 クリック: 25回この商品を含むブログ (1件) を見る Page Top