2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

奥州王

武士の棟梁と言われる「源氏」。その源氏の基礎をきずいたは頼義、義家親子が登場する前九年・後三年の役。 この本はその前九年の役を安倍氏側から書いています。 しかし、文章中に作者の感想や意見等が入ってきているのでいまいち小説としては楽しめません…

フォックス・ストーン

昨日に引き続いて笹本稜平さんの作品。有名なジャズピアニストが東京で事故死した。 その事故に不審を覚えたかつての戦友はその真相を調べる為にアメリカに飛ぶ。 調べて行くうちに彼はアフリカに眠る怨念とも言える謀略とそれにまつわる人々の怨念に巻き込…

太平洋の薔薇

マラッカ海峡を進む貨物船「パシフィックローズ」と船長の柚木静一郎。船長の柚木は若い頃から世界中の航路を行き来し、「パシフィックローズ」の処女航海を担当したのも柚木だった。そんな両者は年を重ね共にこれが最後の航海だった。 しかし、彼らの船がテ…

黒い悪魔

時はナポレオン登場直前のフランス植民地のサント・ドミンゴ。コーヒー農園で働く人々の中に人並みはずれた体と褐色の肌を持つ少年がいた。彼は農園主と黒人奴隷の間に産まれた混血児であった。 この物語はその彼がフランスに渡り、フランス革命とナポレオン…

戦国の雄と末裔たち

日本史の中でもファンの多い戦国時代、この本はその戦国時代を駆け抜けた武将達の子孫がどのように生き抜いて現代を生きているかについて書いてあります。 登場するのは、「平将門」「足利将軍家」「武田信玄」「織田信長」「今川義元」等の有名武将家を含む…