名刀 その由来と伝説

美術品の中でもファンが多い日本刀。
その中でも歴史上の有名人が身につけた刀や様々な伝説に彩られた刀等を紹介していてとても興味深い内容です。
酒呑童子の首をはね、源氏の象徴として崇められた「童子切安綱」、北条一門の宝刀が滅亡後に新田義貞に渡り、その後室町幕府織田信長豊臣秀吉と時の権力者たちの手元にあり続けた「鬼丸国綱」、織田信長の愛刀にして後に森蘭丸が拝領し、ともに本能寺の火炎に包まれた「不動行光」、そんな名刀たちの様々なエピソードが楽しめます。
巻末には日本刀の基本知識も載っているので、日本刀を勉強するきっかけには最適な本です。

名刀 その由来と伝説 (光文社新書)

名刀 その由来と伝説 (光文社新書)