R.O.E 交戦規則

六機の特殊の作者が今度は自衛隊とテロリストの戦いをテーマにしています。
作品を読むと今自衛隊が抱える様々な問題点が明らかになっていきますよ。
前作の六機の特殊ではとても面白かったのですが、今作は何かいまいちでしたね。
焦点が自衛隊にあるのはわかるのですが、ストーリー展開がいろいろ複雑に絡み合ってわかりにくい感じがしました。
登場人物達がそれぞれに個別の問題を抱え、それが複数から見合って最終的に一つの流れになればいいのでしょうが、その流れが一つにならないまま終わっていしまった感じがします。
敵役のテロリストの描き方も特に目新しさもなく紋切り型で、途中で示された彼らのディテールに関しても最後まで説明されずに終わってしまった事も多く全然感情移入できませんでしたね。
もし、前作を読んでから楽しみにしておられるのでしたらおすすめは出来ませんね。

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