図南の翼

前作に引き続いて読んでみました。
前作がサスペンスだとするとこれはアドベンチャーな感じですね。
主人公の少女は、最初はよくいる頭でっかちな子供だったのに、旅の中でのいろいろな体験で成長していく様子はよくあるパターンとはいえ、主人公を護衛して旅をする男が魅力的で話を面白くしていますね。
この物語のなかで少女が護衛の男に対して持つ疑問は、ある意味今の世の中で正しいとされているかなと思うんですが、護衛の男の考え方は私が今まで思っていた事に近かったので、思わず心の中でうなずいてましたね。
物語が旅の終わりで終わってしまったので、その後のストーリを是非読んでみたいです。

図南の翼 十二国記 (講談社文庫)

図南の翼 十二国記 (講談社文庫)