風の万里 黎明の空

前作の「月の影 影の海」に引き続きの物語です。
前作の終盤の盛り上がりが今回の作品でさらにヒートアップしてますね。

前作では張られた様々な伏線がここで結実して魅力的なストーリーになってます。
今の世の中、政治にあまり関心を持たない風潮がありますが、「政治とはなんぞや」などと気にして読んでみるとまた違う面白さが感じられるかもしれませんね。
前作ではあまり魅力的とは言えなかった主人公もここでは多少は主人公らしくなってますが、何かこの主人公にオーラが感じられないのは私だけでしょうか?
周りの人間の方がよっぽど生き生きしてるような気がします・・・。

風の万里 黎明の空(上)十二国記 (講談社文庫)

風の万里 黎明の空(上)十二国記 (講談社文庫)