怪盗紳士ルパン

今現在も絶大な人気を誇る怪盗ルパン、そんな彼のデビュー作がこの本です。
現在も様々な作品に彼や彼のキャラクターを引き継いだ人物が登場していますし(有名どころだとルパン三世はアルセーヌ・ルパンの孫の設定だし、コナンの怪盗キッドはルパンのキャラにかぶっていますよね)、子供向けの本で読んだ方も多いと思います。
大人向けのルパンを読むまでに持っていたニヒルで人々をあざ笑いながら軽々と宝物を盗んでいくイメージはいい意味で裏切られますね。
好きな女性に自分がルパンだとばれて嫌われはしないかとおびえたり、数年後に事もあろうに泥棒の現場で再会した彼女に見つめられるだけで莫大なお宝をあきらめたり。
はたまた、怪盗ルパンの初仕事が盗み先の主人たちにだまされて失敗していたり。
そんな人間臭いルパンがたくさん登場しています。
私はそんな人間臭いルパンの方が登場人物としてより魅力あると思うのですが皆さんはいかがですか?
ちなみに「遅かりしシャーロックホームズ」ヨーロッパ推理小説のゴールデンカードのルパン対ホームズが実現しています。モリアーティは?(笑)
ちなみに日本だと明智小五郎対怪人20面相でしょうね。

怪盗紳士ルパン (ハヤカワ文庫 HM)

怪盗紳士ルパン (ハヤカワ文庫 HM)