江戸城御庭番

忍者と言えば黒ずくめで空を舞い、水の上を走り、地に潜り様々な術を使う。そんなイメージが先行していて本当の所は謎に包まれています。 この本はそんな忍者の末裔と言われ、同じ様なイメージで見られている江戸時代の御庭番の実像を同時代の書類や彼らの日…

海国記

服部真澄の歴史もの、現代物が多い彼女が歴史をどう描くか気になります。海国記(上) 平家の時代作者: 服部真澄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/07/21メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見る Page Top

蛇の王―ナーガ・ラージ

あまり見かけないインドを舞台にした歴史物。気になりますねー。 ただ財布と相談しないと・・・。蛇の王作者: 東郷隆出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/03/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る Page Top

逃亡

第二次大戦中香港で憲兵隊員として活動していた主人公。しかし終戦と共に戦犯とされる事を受け入れられない彼は憲兵隊から逃亡し、中国そして日本、彼の過酷な逃亡生活が始まる。 主人公は憲兵ですが、よくある鬼の憲兵の物語ではなく一人の戦犯とされた日本…

血と夢

現在ニュース等でもあまり見かけなくなったアフガニスタン情勢。少し前まではイスラム原理主義者タリバンが支配し、その前は旧ソ連の後押しを受けた政府の支配下にありアメリカの後押しを受けたムジャヒディンと呼ばれるイスラム教徒との熾烈なゲリラ戦が展…

樹海戦線

東西冷戦が激しく火花を散らしていた80年代、ニューヨークでソ連代表団の車が事故を起こす。しかし、運転手は外交官特権も主張せず何もしゃべらない。 普段と様子が違う事を不審に思うNPDだがその近くで乱暴された女性の死体が見つかり関係を疑うが、結局…

昔話の考古学

昔話で誰もが聞いたことのある山姥に関する話を「古事記」「日本書紀」等の神話の世界から読み解き、そしてそれらの比較から土偶等をはじめとする古代人の宗教観までを説明してくれています。 誰もが聞いたことのある山姥に関する話が、日本各地の離れた所で…

図説・戦国甲冑集―決定版

戦国時代の甲冑を中心に豊富な写真や読み物で甲冑のことがよくわかる様になる本です。 古代から江戸時代までの甲冑の歴史や甲冑の様々な部品の詳しい説明、有名な武将が着用していた甲冑が大きなカラー写真で紹介されているので、歴史小説に登場してくる武将…

城館調査ハンドブック

日本の城が好きな方なら是非読んでほしい本です。 この本は日本の古代から近世までの城の移り変わりから城郭調査の具体的な手法、様々な構造物の具体的な説明が豊富なイラストや写真で紹介しているので城郭調査を仕事にする方にも役立つ物になっています。 …

北政所

豊臣秀吉の天下取りから徳川幕府の成立までの時代を扱った本なら必ずふれられる秀吉の正室「北政所」しかし秀頼を産んだ淀君に関しては詳しくふれられても北政所に関してはふれられることが少なく。ふれられても秀吉死後は菩提を弔うために高台院を建て、静…

徳川四天王

徳川家の四天王酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政をテーマにした小説。 のはずなんですが、メインは本多忠勝で他の三人はサブ的な扱いです。 あまり指摘されることもありませんが、固く団結していた徳川家でも当然派閥争いはあり、豊臣家の様に武官対…

覇商の門

戦国時代の豪商今井宗久の一代記。武将中心になりがちな戦国時代の小説で数少ない商人を主人公にした物語です。 戦国時代の商人と武将の関係を見ていて、古今東西権力者と商人の関係って余変わってないんだなと思ってしまいました。(笑) 文章が簡単で読み…

蒼き海狼

文禄・弘安の役の後、更なる元の襲来におびえる鎌倉幕府。そんな幕府は元に官庁を派遣して情報を集めることにした。選ばれたのは鎌倉幕府草創期の功臣朝比奈一族の末裔だった。船に関する情報を集めるためには海の一族である朝比奈家はうってつけだったから…

石田三成と津軽の末裔

関ヶ原で敗れ、江戸時代には奸臣・佞臣・横柄な小人物として扱われていた石田三成。彼は関ヶ原の戦いの後六条河原にて処刑され一族は佐和山城で討ち死にし、彼の子供も処刑されて彼の血は途絶えたのが一般的な歴史です。 この本はひょんなことから自分が石田…

信長軍の司令官

戦国時代に尾張の一勢力から瞬く間に領土を広げていった織田信長。この本はその彼の軍隊が初期の編成から彼の勢力の伸長と共にどのように変化していったかを具体的な例をあげながら克明に記してあります。 戦国時代の力の根源である軍隊の構成を読み解いてい…

復讐の血族

ジャック・ヒギンズが送るショーン・ディロンシリーズの最新作 今回の作品ではベドウィンとイングランドの両方から戦士の血を受け継いだ兄弟達が母親の復讐のためにテロを企てる。 アメリカ大統領キャザレットは間一髪難を逃れるが、更なる企てを防ぐ為にイ…

武王の門

時は鎌倉幕府が滅亡し建武の新政も足利尊氏の前に消え去った。そんな中南朝の復興を願い九州の地に降り立った皇子がいた。名は征西大将軍「懷良」。九州の地を南朝の勢力下におきそこからの反攻を目指し、忽那水軍と菊池武光を両輪に戦乱の中に飛び込む。 し…

嵐の眼

人気作家ジャック・ヒギンズが送るショーン・ディロンシリーズの第一作です。数々の魅力的なキャラクターを生み出してきた筆者がまた新たなヒーローを登場させました。 元IRAの凄腕の闘士で悪魔的な知能と一瞬で自分の体を老若男女の姿にすることで1000の顔…

龍の契り

世界の作家がテーマにしてきた香港返還にまつわる密約。そのテーマにこの本がデビュー作の作家が挑む。 香港返還直前のイギリスで火事が起きオーディション中のモデル達が巻き込まれ死亡した。その被害者達の中には身元が明かされない人もいた。 そして時は…

真田太平記

鬼平犯科帳などで有名な池波正太郎が描く真田昌幸・真田信之・真田幸村達真田一族の盛衰を圧倒的な迫力で描く大長編物語です。 この本を読めば真田幸隆の登場から上田の陣での昌幸達親子の活躍、大坂の陣での幸村の討ち死にそして信之の徳川時代の活躍と日本…

国銅

奈良天平文化の象徴ともいえる奈良の大仏。日本の仏教が大きく花開いた時代に華々しく登場した大仏は華やかな光に包まれて誕生し、今もその光に包まれている。 この物語はそんな大仏に使うための銅を掘り出す労役に従事させられ、そして故郷長門の国から奈良…

死ぬことと見つけたり

常住坐臥、死と共に生きている葉隠武士。 時は江戸、鍋島藩に幕府の黒い陰謀が降り掛かる。そんな中、戦国の世をいくさ人として過ごし、太平の世になってもその生き方を変えずにいる主人公。 その主人公が己の威信を守るために莫逆の友達と幕府老中との激闘…

凍れる森

凍れる森 (講談社文庫)作者: シ-・J・ボックス,野口百合子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/10/14メディア: 文庫この商品を含むブログ (8件) を見る Page Top

天下城

城と言えば石垣に白亜の天守、そんなイメージを持つ人がほとんどであろうが、石垣と天守の組み合わせを持つ城は日本全国にあった城の中でもごく一部でしかない。日本にあった城と呼ばれる物のほとんどは石垣なんかない土と木でできたものである。 石垣を持つ…

ルパン対ホームズ

世界を代表する怪盗と世界を代表する探偵の手に汗握る攻防戦、最後に勝利するのがどちらか? 宝物を狙い忍ぶ込むルパン、そして捕まえようとするホームズ。あるアパートに追いつめて袋のネズミにしたはずのルパンが煙の様に消えてしまう。しかもそんな事が二…

帰化人

日本の発展と技術の進歩の大きな原動力となった帰化人(渡来人)を、彼らが日本に来る事になった様々な事情や彼らが伝えた様々な技術、そして日本人と帰化人との関係を綿密な考証で書いてあります。 現代の日本につながる様々な文化、文字・仏教・法律・織物…

六機の特殊―警視庁特殊部隊

六機の特殊作者: 黒崎視音出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2002/08メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る

イローナの四人の父親

東西冷戦のまっただ中のブダベスト、そこは東西各国のスパイたちが冷戦以上に冷たく、そして熱い戦いが行われていた。 そんな中、アメリカ・ドイツ・イギリス・ロシアの男たちが一人の女性と一夜をともにする。しばらくの日彼らは驚愕の事実を知らされる!な…

クーデター

人気作家「楡周平」のデビュー第二弾。 日本海ではアメリカの原子力潜水艦が故障のため北朝鮮の領海に入り込みそうになってアメリカと北朝鮮の間で緊張感が高まる中、北陸の原発の近くで突然パトカーが襲撃される。それを救援に向かった機動隊も重火器の猛攻…

京都 乙訓・西岡の戦国時代と物集女城

この本を発見したのは遠くはなれた仙台の本屋。懐かしい地名がふと目に入って手に取ってみました。 実はこの本で扱っているのは私の実家の近くで本の中に出てくる地名は懐かしい物ばかりでした。実家を出てから既に一回りを過ぎましたが、地名を見るたびに体…